「みんなの前で褒めないで」
──褒め言葉が”地獄”に変わる瞬間
「仕事で成果を出したら、褒められる」
それは一見、とても良いことのはずです。
けれど最近、あるショートドラマが話題になっていました。
舞台は、よくある会社。成果を出した新人社員・新実を、社長が朝のミーティングで褒めます。
「先月も新実はすごかったな!みんなも見習って頑張ってくれよ!」
ところが新実は、まったく嬉しそうではありません。
「みんなの前で褒めないでください。朝のミーティングが地獄なんです」
先輩の視線が気になる。空気が冷えるのがわかる。
そこで社長は、「じゃあ、個別で褒めるよ」と配慮します。
ところが今度は、「社長、新実さんオキニでしょ」と別の火種が生まれる。
そしてついに新実は言います。
「やっぱり…個別で褒めるのもやめてもらえませんか。私、褒められて伸びるタイプなんで」💧
……そりゃ社長も言いたくなります。「もう、めんどくせぇよ!」
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女性を褒めるのが、特に難しい理由
このドラマ、「新人がめんどくさい」「社長かわいそう」そんな感想が多かったんですが、いやいや、私も現場で何度も経験しとるんです。
女性の社員さんを、みんなの前で褒めたら、他の女性社員さんから妬まれることがある。
だから私は「女性を褒めるときは個別で」って決めとったんよね。
ところが、このドラマでは「個別でもダメ」って言われとる。どうしたらええんや!って思いますよね😅
でも、もう一歩だけ深く見ると、ここには職場の”空気”の問題が見えてくるんです。
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誰も悪くないのに、全員が疲弊する
新実は「悪く思われたくない」だけ。
周りの社員は「自分も認めてほしい」だけ。
社長は「褒めたい」だけ。
つまり、誰も間違っていないのに、全員が疲弊していく。
そして一番孤独なのは、実は社長なんです。みんなの前で褒めても文句を言われ、個別で褒めても文句を言われる。社長は常に100点満点からの減点法なんよね。
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褒め方じゃなくて、空気の問題
「女性は個別で褒めた方がいい」これ自体は、私の経験則として間違ってないんです。
でも、それでも問題が起きるのは、褒め方の問題じゃなくて、空気の問題なんよね。
個別で褒めても「えこひいき」と見られる職場は、そもそもお互いを信頼できる空気がない。
本当に大切なのは、「この職場で、安心して喜べる空気があるか」
褒められた瞬間、妬まれないか、浮かないか、叩かれないか。そんな心配をしなければならない職場では、どんな褒め方も、プレッシャーに変わってしまうんです。
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今日から始められる、小さな一歩
じゃあ、具体的に何をすればいいのか。
まずは、こんな小さなことから始めてみてください。
・朝のあいさつで、一人ひとりの顔を見る
・褒めるとき、理由を具体的に伝える
・日頃から、いろんな人の良いところを見つける
・社長自身が、褒められることを素直に受け入れる
社長が褒められて喜ぶ姿を見せると、職場全体が「褒め合っていいんだ」と思えるんです。
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褒め言葉が”地獄”にならないために
女性を個別で褒めるか、みんなの前で褒めるか。それも大事やけど、もっと大事なのは、褒めても大丈夫な空気があるかどうか。
その空気づくりこそが、社長にしかできない、一番大事な仕事なんです😊
| ニックネーム | 仕事と家庭円満プロデューサー |
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| (有)西村自動車HP | https://kobac-higashimiyoshi-red.com |
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