ほめる人財育成の達人
西村博です
講演にいくと
褒めると叱るは、どちらがいいでしょうか?
と質問されます
部下育成をしていると
「叱る」という場面がやってきます
そのときに
厳しく指摘するべきなのか
オブラートに包んだほうがいいのか・・・
人によって様々なんですね
でも
叱り方には正解があるのか?
「叱り方」よりも
もっと根本にあるものがあるんよね
部下育成をしていると
「褒める」「叱る」という
2つのパターンがありますね
この2つだったら
ほとんどの人が
「褒める」が良いといいます
「叱る」にしても
褒めたあとで叱った方が
良いという人もいます
それが間違いとは
私は思いません
ただ
「褒める」「叱る」よりも
大事なことがあるんですね
講演にいくと
テーマは「褒め」なんですけど
落としどころは「承認」なんです
でも中には
西村さん、とても勉強になりました。部下はトコトン褒めればいいんですね! ダメ出しや怒ったりするより褒めたほうがいいんですね!
と言うんです
「承認」と「褒める」を
一緒にしている人は何もわかっていません
承認とは
「褒める」「叱る」の土台になります
部下からすると
社長や上司が見てくれているなぁ~応援してくれてるなぁ~
という感覚をもつということ
どういうことかと言うと
例えば
全く見てくれてない、応援してくれない
社長や上司から叱られると
口では
すいません
と言うけど
心の中では
現場のことなんも知らないくせに
と思っています
叱っても
全く響かないんです
逆に
部下が結果を出したときだけ褒めたとしても
結果を出したときだけ褒めるんかい、調子いいときだけか!
と思っています
褒めても
全く響かないんです
つまり
どんな「褒め方」だろうが
「叱り方」だろうが受け取ってもらえません
では反対に
ず~っと見てくれていて
応援してくれてる社長や
上司がいるとします
例えば
その部下が結果や
成果がでなかったとしましょう
さらに作業も遅く
組織の足をひっぱる存在でした
それでも社長や上司が
最初から成果出来る人はいない。責任は俺がとるからどんどんチャレンジしろ!
と言い続けました
そして
数か月後には成果がでました
すると上司が
やっぱり出来ると思ったよ!やればできるじゃないか!よくがんばったな!
と褒めてくれた
部下は
やったー恩返しができた
とめっちゃ喜ぶと思うんよね
逆に
今度は部下が
気を抜いてミスをしたとします
そしたら
社長や上司が
なんでこんなミスするんだ!お前らしくないじゃないか!
と厳しく叱ったら
部下は
初心を忘れてました!本当にありがとうございます
と愛情を感じます
日常的に
と
部下に
感じさせられる
社長や上司だったら
どんな言葉でも響きます
だから
正しい「褒め方」「叱り方」は
特別な場面のコミュニケーションでしなないんですね
成果を出したときや
失敗したときなんて
毎日は起きないと思うんです
それに対して
承認は日常のコミュニケーションなんです
それが
信頼関係につながります
今日は、ここまで~